夢と現実

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「『ここではないどこかで、
いつか始まる物語』を
夢見るのではなく、
『今ここで、一刻一秒、
生身の自分が生きている
物語』に目を向けよ。」

 

(戸田智弘 教育者)

 

ボーナス時期になると、宝くじの話題に
花を咲かせる人たちがいます。

「もしも、2億当たったら今すぐ
仕事を辞める」
とか、まことに勇ましい
限りです。

しかし、そうした「夢追い人」たちに、
得も言われぬ痛々しさを感じてしまうのは
私だけでしょうか。

なぜなら、表面的に盛り上がっている
ものの、彼らの背中には哀愁が漂って
いるのがありありと見えるからです。

「どうせムリだろうけどね」という
諦観にも似たやるせなさが、薄っぺらい笑顔の
裏にへばりついているのです。

それに引き替え、自分の人生の「主役」
として生きている人は、なけなしの金を
宝くじに投資しようという発想が
ありません。

「もしも宝くじに当たったら」と淡い期待を
寄せている時点で、誰かの人生の「脇役」として
生きています。

宝くじで2億当たる確率は0.0000001%。

自分の夢を買ったつもりが、誰かの夢のために
お金を吸い取られているのです。

一方、自分の人生の「主役」を張っている
人間は、日々の生活を生きるだけで必死です。

彼らにはどこか遠くの世界を夢見て、
うつつを抜かしているヒマなどないのです。

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