初心忘るべからず

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「不安がないのは、
たかをくくっているからで、
取り返しのつかない失敗を
招き寄せる。
初心を忘れない人は、
不安の効用をよく知っている。」

 

(志茂田景樹 小説家)

 

「初心忘るべからず」は元々能楽の世界の言葉で、
世阿弥(ぜあみ)が残したと伝えられています。

誰でも、学び初めの頃や仕事を覚えたての時期は、
真剣で謙虚な気持ちで取り組んでいるものです。

しかし、数年も経つと慣れが生じて「手を抜く」
ことを覚え始めます。

ドカンと大きなミスをしでかして、
周りに大きな迷惑をかけてしまうのは、
ちょうどそんな時期です。

本当は、慣れてきて仕事を覚えてきた時期こそが、
一番危ないのです。

熟達者や達人と呼ばれる人たちは、
皆そのことを知っています。

彼らも、若い頃に油断から大失敗をやらかし、
煮え湯を飲まされた苦い経験を持っています。

油断や慢心の怖ろしさを誰よりも
よく知っているからこそ、
彼らは熟達者や達人になれたのです。

自分の仕事に不安が見つからないのは、
残念ながらその仕事に真剣に取り組んでこなかった
ということです。

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