
「君という人間は、
君の行為自体に眠っている。
君の行為こそ君なのだ。
もうそれ以外のところに
君はない。」
(サン=テグジュペリ 作家)
人の評価を決めるのは、その「言葉」
ではなく、「行動」です。
いくら偉そうなことを言っていたとしても、
そこに行動が伴わなければ「無価値」です。
逆に、黙して何も語らなかったとしても、
その人が行動したことに「価値」が生まれます。
「有言実行」にせよ、「不言実行」にせよ、
その人が動いた部分だけが、評価の対象に
なってしまうのです。
なぜなら、人の本質は行動に表れてしまうものだからです。
人は、言葉では欺(あざむ)けても、
行動では欺(あざむ)くことはできません。
言行一致が、評価の対象になるのはそのためです。
言行を一致させるためには、「言葉」として
発したことを、愚直に「行動」で示す必要があります。
「誠」とは、「言葉」が「成る」と書くように、
誠実さとは言行一致に他なりません。
いくら、上辺だけの恭順(きょうじゅん)さ
で取り繕ってみても、真の誠実さとは
ほど遠いのです。