
「不運ばんざい!
運の女神に見放され、
この世の最低の境遇に
落ちたなら、
あともう残るは希望だけ、
不安の種もない。」
(シェイクスピア 劇作家)
人生がどうしようもなく落ち目になってきたと感じたら、
トコトン落ちきってみるのも1つの手です。
なぜなら、宇宙は「陰と陽」の調和で
成り立っており、一方に傾きすぎた事象は
必ず反転するようになっているからです。
中国の易経には「太極」という考え方があり、
それをマークとして描いたのが「太極図」です。
白い勾玉は「陽」、黒い勾玉は「陰」を
表しています。
二つの勾玉模様が絡み合っているこのマークは、
「陽が極まれば陰となり、陰が極まれば陽となる」
自然の摂理を表しています。
つまり、宇宙も人生も、トコトン落ちきってしまえば、
あとは上がるしかなくなってしまうのです。
「投獄・大病・倒産」は、人が大きく成長する
ための登竜門と言われていますが、
自然の摂理に照らしてみれば事実その通りです。
もちろん、ドカンと人生が落ち込んでから、
沈んだまま終わるか、不死鳥のごとく蘇るかどうかは、
その人の運の強さにかかっています。