
「クレヨンで説明できない
アイディアには、
決して投資してはいけない。」
(ピーター・リンチ 投資家)
以前、企画内容を何枚かの資料にまとめて、
提案したことがありました。
そのとき、上司から言われたのが
「誰が見ても分かるようにA4一枚に
まとめろ」という言葉でした。
それ以来、可能な限り資料を「A4一枚」
にまとめるよう心がけるようにしています。
ところで、いろんな場面でプレゼン発表を見ていると
気づかされることがあります。
プレゼン資料にゴテゴテと情報を詰め込む人に限って、
突っ込んだ質問をされるとしどろもどろになるのです。
結局のところ、自分でもその発表の「要点」が
分かっていないから、不要な情報を切り捨てる
ことができないのです。
「A4一枚」になるまで不要な情報をそぎ落とす
ことができれば、自ずと発表者のアタマの中身も
整理されます。
換言すれば、アイディアを「A4一枚」に
凝縮できないということは、まだ勘所が
理解できていないということに他なりません。
自分が本当に理解できていないことを、他者にどうやって
理解させることができるというのでしょうか。
究極は、プレゼン内容を一言で語れることです。
そこまで落とし込めるからこそ、「確信」を
もって相手に伝えることができるのです。