
「サッカーに最も必要なのは
アイデアだ。
アイデアのない人ももちろん
サッカーはできるが、
サッカー選手にはなれない。」
(イビチャ・オシム 元プロサッカー選手)
以前、世界的な超一流サッカー選手の頭脳を特集した
TV番組がありました。
その中で、ある名門チームの司令塔的役割を任されている
MFの選手が紹介されていました。
その選手の凄みは、試合の数手先を読みながら、
一瞬に繰り出す絶妙のキラーパスです。
その名門チームのスカウトが選手をスカウトするときに、
まず見るのが「サッカーにおける頭の良し悪し」
と言います。
そこで、世界屈指とも言えるプレーの秘密を探るべく、
脳科学者が調査に乗り出しました。
行なわれたのは、「複数の点を結び、
1分以内にできるだけ多くのデザインを
生み出す」というテストです。
彼は、何とこのテストで「地球上の人口の1%程度」
に相当する驚異的なスコアを叩き出したのです。
「強じんなフィジカルで相手を圧倒する」サッカーは、
過去のものとなりつつあります。
現代サッカーにおいては、
「変化する状況で正しく判断できる頭の良さ」
を持った選手こそが、求められているのです。