
「病気が治った人の共通点は
『病気になってよかった』
と思った人。」
(小林正観 心理学者)
病気になったときに、
「どうして自分ばっかり」
と境遇を呪っている間は何も起こりません。
今できることに一步一步取り組みながら、
心と体の使い方を見直し、
生活を改善していく中で、
「自分にも至らないところがあったのだ」
と気づけたときに、病は快方へと向かいはじめる
のです。
そして「ああ、多くの気づきをもたらして
くれてありがたい」と意識が切り替わった
ときに、長いトンネルを抜け出すことが
できるのです。
これは人生の苦難についても、同じことが言えます。
「どうして自分ばっかり」と境遇を呪っている間は、
先の見えないトンネルの中にいます。
徐々に自分を振り返り、「自分にも至らないところが
あったのだ」と気づけたときに、打つべき手が見えてくる
のです。
そして「ああ、多くの気づきをもたらして
くれてありがたい」と意識が切り替わる頃に、
暗く長いトンネルを抜け出すのです。
病が治ったから感謝するのではありません。
意識が感謝に切り替わるから病が治るのです。
今日のお話は実感を伴って理解できます。
母の病気がまさにそうでした。
母の病気のおかげで私の人生も好転したと感じています。
そう思えた時には、暗いトンネルを抜けていました。