芸術とロジック

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「音には言葉では
到達できない、
その先の世界、
とても曖昧だけれど、
可能性豊かな表現の
世界が存在している。
そこが音楽の素晴らしさ
です。
とはいえ、
そこに行き着くには、
徹底的に言葉を使って
考え抜く作業が
やはり必要なんです。
それがどこまでできて
いるかで演奏の質感も
変わる。
何となくこんな感じで、
といったフィーリングに
頼りすぎると、
いい演奏にはならない。」

 

(仲道郁代 ピアニスト

 

音楽の「ドレミファソラシド」
の音階を発見したのは、
数学者のピタゴラスだと言われています。

調和する音には数学的な規則性があり、
そのことを発見した数学者たちは
一様に感動したとか。

これは言葉による表現においても、
同じことが言えます。

たとえば感性で言葉をつむぐ、
詩人や歌人、小説家といった人たち
にしても、自身の経験や知識、
勘だけに頼って言葉を選んでいる
わけではありません。

もしも右脳の力だけに頼って
創作活動をしていたら、
すぐにメッキが剥がれてしまいます。

創作を下支えするのは、
アカデミックな国文法の知識、
論理的に文章を読解する力など、
いわゆる左脳的な能力です。

論理の枷を外して
自由に創造の翼を羽ばたかせる
ためにこそ、
徹底的に論理の力を鍛える
必要があるのです。

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