勝因の分析

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「私が言うまでもなく、
失敗の分析はうんざりする
くらいにやっているのだろう。
だが、それ以上に重要なのは、
勝ったとき、うまくいったとき
の分析なのだ。
なぜそちらで手を抜くのか、
私には分からない。
たいていの人は失敗ばかり
クヨクヨ考えるくせに、
上手くいったときには
何もしない。
だからいつまでも必勝の
セオリーが身に付かず、
『勝ち癖』が付かないのだ。」

 

(内藤誼人 心理学者)

 

ある宴会の席でのことです。

司会を任されていた私は、
アルコールもほどほどに控えて
頭をフル回転させながら場を盛り上げて
いました。

たまたまコンディションが良かった
せいもあるのでしょう。

私のトークが炸裂するたびに、
ドカンドカンと会場中が笑いの渦に
包まれます。

しまいには主賓を差し置いて
私が小話をする羽目になって
しまいました。

酒宴が終わり、一人で帰りながら
その日の出来事を振り返っていました。

ところが、なぜこんなにもウケたのか、
なぜこんなにもトークが切れたのか、
まったくもって理由が分からないのです。

言語化できないことには、
再現性がありません。

勝因を分析できないということは、
実力が不足しているということ。

まだ自分はこの道ではメシが食えないな、
と思いながら帰途に就いたのでした。

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