
「友だちに好かれよう
などと思わず、
友だちから孤立しても
いいと腹を決めて
自分を貫いていけば、
本当の意味でみんなに
喜ばれる人間になれる。」
(岡本太郎 書家)
小学生の頃、
「友だち100人できるかな」
という歌が嫌いでした。
シャイな私に強迫観念を突きつけて
くるような、
大人のいやらしさを感じたからです。
大人になった今、
その頃の直感を振り返ってみて、
間違ってはいなかったと
確信しています。
先日こんなことがありました。
大学で同窓だったとある女性が、
ある人に対して私のことを
「○○君は友だちだよ」
と言っていたのだそうです。
私はそのことを聞かされて、
はたと悩みました。
「彼女が私の友だち?
知り合いの間違いでは
なかろうか・・・」と。
私の定義では、
顔を知っているとか、
立ち話をした程度の間柄なら
「知人」。
深くお互いのことを理解し合って
いる間柄が同性なら「友人」、
異性なら「恋人」です。
本当に友だちを100人作ろうと
思ったら、
100人の人生を深掘りして
いかなければなりません。
そんなことをしている暇が、
いったい誰にあるというの
でしょうか。