運命愛

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「祝福しなさい、その運命を。
信じなさい、その意味を。」

 

(ヴィクトール・フランクル 心理学者)

 

ニーチェは永劫回帰の思想の中で、
「人生とは意味のない同じことの繰り返し
であり、未来への希望もなくひたすら空しい」
ことを説きました。

いわゆるニヒリズム(虚無主義)です。

人生があてどのない繰り返しの中に
消費されることに気づくと、
人は頑張らなくなり創造性を失います。

こうした生き方をニーチェは
「末人(まつじん)」と呼び、
軽蔑しました。

しかし、私たち現代人の多くは
職場と自宅の往復の繰り返しに疲れ、
生気を失ったゾンビさながら
スマホの画面を覗き込んでいる
のではありませんか。

まさに、ニーチェの予言通りの未来が
現実となったわけです。

ニーチェは私たちに対して、
「意味の無い世界から逃げることをせず、
ありのままの世界を肯定せよ」と
教えます。

「意味の無い繰り返しの人生」に対して、
敢然と立ち向かい、命を燃やし尽くして
生きようとする態度を「運命愛」と
呼びました。

そして、そのように自らの運命に意味を見いだしながら、
自らの生を確かに生きぬこうとする人を「超人」
定義したのです。

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コメント

  1. きりりん より:

    高校の頃大好きだった倫社の時間に習いました。ニーチェ。もううっすらとした記憶しかありませんでしたが、せっかく生まれてきたからには、超人を目指したいものです。

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