すべての創作はオマージュである

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「我々の生活に必要な思想は
三千年前に尽きたかも知れない。
我々はただ古い薪に、
新しい炎を加えるだけであろう。」

 

(芥川龍之介 小説家)

 

世間で、「革新的」ともてはやされるアイディアも、
その淵源(えんげん)に遡(さかのぼ)ると、
必ず過去の先人の業績にたどり着きます。

「0から1」を生み出しているように見える仕事も、
実際は「1」「2」「3」に作り替えているだけに
過ぎないのです。

つまるところ、クリエイトの本質は、
「無から有」を生み出すことにあるのではなく、
「有から有」を生み出すことにあるのです。

畢竟(ひっきょう)、すべてのクリエイトは
オマージュと言えます。

「それでは、ただの物真似ではないか」
訝(いぶか)るのは、いささか短絡的な発想です。

実際のところ、過去のクリエイトを下地にして、
新たな作品を生み出すのは
誰にでもできる簡単な仕事ではありません。

ただの「物真似」では、どうあがいても
オリジナルを越えることはできないからです。

才能のある創り手だけが、「1」を「2」や「3」にまで
高めることができるのです。

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