
「ほとんどの組織は、大きな一撃で
破綻したりしません。
ほとんどの人間関係は、大きな口論を
一度しただけで壊れたりしません。
ほとんどの生活は、一回の悲しい出来事
のせいで、バラバラになったりしません。
そうではなく、日々のささいな怠慢行為が、
長い間に積み重なってゆるやかな衰弱が起こり、
爆発につながって崩壊するのです。」
(ロビン・シャーマ 弁護士)
人間関係が破綻するとき、大きな口論がその引き金になったりします。
しかし、実のところ真因はその口論にあるのではありません。
それまでの2人の人間関係において、ちょっとずつ
積み重ねられていた「違和感」という名のほころびを
放置してきた結果なのです。
「相手に対する敬意の欠如」「思いやりに欠ける言動」など、
それまでの交際期間にお互いイヤな思いをしてきているはずです。
それがジワジワと積み重なり、我慢の限界を突破した結果、
怒りが爆発して関係の破綻へと至るのです。
もしも、2人がいつまでも関係を大事にしたいと思うなら、
決して油断をしないことです。
日々の生活の中で「ほころび」に気づいたら、
ちょっとずつケアをしながら、良好な人間関係の「延命」に
努めるべきです。